天龍源一郎がレジェンドレスラーについて語る!ミスタープロレス交龍録 第44回「ターザン後藤」

童顔のクリクリ坊主から髭を生やしてワンショルダータイツのターザン後藤になってから、独特の雰囲気になっていったけど、海外修行に出たのも一番遅かったね。最初に越中と三沢が一緒にメキシコに行って、三沢がタイガーマスクで帰国した後に冬木がメキシコに行って、それから1年ぐらいして川田と後藤がそれぞれにアメリカに出ていったと思うよ。

結局、後藤は全日本に帰ってこないでFMWの旗揚げに参加したけど、その気持ちは俺も理解したよ。俺もアメリカに行ってた時に日本から全然連絡がないから「俺は全日本プロレスに帰れないんだな」と思ったもん。全日本の場合、海外に行かされた選手は、何のサポートもされずに自分で生きなきゃいけないっていう覚悟のもとでやっているわけだから、そこに新日本とかのヨソから声が掛かった時に「そっちで頑張ろう!」って思ってもしょうがないよ。俺も81年5月に帰国する前に戸口(タイガー戸口)さんから声が掛かって、その気になってたんだから。彼は家族とノースカロライナに住んでいて「今度、あることをやるから、源ちゃん、協力してくれるか?」って言われて、俺は戸口さんが団体を持つものだと思って「全日本から1年ぐらい電話もないし、いいですよ」って返事したんだけど、結局、戸口さんは新日本に行って、それで初めて馬場さんから「戸口が新日本に行っちゃったから帰ってこい」って電話があったんだから。後藤も放り出されたままの時に大仁田厚から「帰ってきて協力してくれ」って言われた時は嬉しかったはずだよ。

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取材・文/小佐野景浩

天龍源一郎|1950年生まれ、福井県出身。1963年に大相撲入り。1976年のプロレス転向後は「天龍同盟」での軍団抗争や団体対抗戦で日本・海外のトップレスラーと激闘を繰り広げ、マット界に革命を起こし続ける。2015年の引退後もテレビなど各メディアで活躍中。

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