2022-08-21 00:00

櫻坂46菅井友香「最高の夏の思い出を作りましょう!」“リベンジ”のW-KEYAKI FES.2022開催

「櫻坂46 W-KEYAKI FES.2022」より
撮影=上山陽介
「櫻坂46 W-KEYAKI FES.2022」より
撮影=上山陽介

櫻坂46が出演する『W-KEYAKI FES.2022』が、8月19日&20日、富士急ハイランド コニファーフォレストにて行われた。

昨年同会場で初開催された『W-KEYAKI FES.』は、1本の欅から生まれ、それぞれ自分たちの坂を駆け上がってきた櫻坂46と日向坂46が、かつて『欅共和国』を行ってきた“聖地”ともいうべき富士急ハイランド コニファーフォレストに集結するという合同野外ライブ。当初、今年は7月21~24日の4日間にわたり、1日目と3日目を日向坂46、2日目と4日目を櫻坂46が単独ライブを行う予定だったが、櫻坂46メンバーのコロナ感染により日向坂46公演の1日目と3日目のみ実施。約1カ月を経て、同会場での櫻坂46振替公演が行われることとなった。

直前の体調不良により残念ながら関有美子がこの2公演を欠席することになり、卒業を控えた尾関梨香&原田葵を含む21人でライブに臨んだ櫻坂46。

快晴の下、けやき坂46/日向坂46の鉄板曲「NO WAR in the future」カバーに加え、「タイムマシーンでYeah!」「摩擦係数」といった1stアルバム『As you know?』収録の新曲をライブ初パフォーマンスするなど、ボリューミーな内容で大成功を収めた初日から一転、20日の公演は小雨が舞う中で開演を迎えた。

尾関&原田の影アナ、「伝説は、1本の欅から始まった」というメッセージから始まるオープニング映像を経て、桜色ジャケットと白いスカートといういで立ちのメンバーがステージに現れ、「太陽は見上げる人を選ばない」からライブを開始。

先月の日向坂46公演と同じオープニング、同じフォーマットの衣装などからも「伝説は、1本の欅から始まった」の意味が強く伝わる演出に、早くもBuddies(=櫻坂46ファンの総称)から盛大な拍手が送られた。

曲のクライマックスでは、ウオーターショットが盛大に打ち上がり、キャプテンの菅井友香が「一度は断念せざるを得ないと思っていたこのフェスですが、たくさんの方々のおかげで開催することができました。今日は一緒に最高の夏の思い出を作りましょう!」とあいさつして、会場のBuddiesや生配信を観ている視聴者と一体感を作り上げていく。

その後「Overture」を経て、桜色をあしらった新衣装に着替えたメンバーは「Buddies」で、本格的にライブに突入。センターの山﨑天が〈Yo! 元気かい? 君に会いたかったよ〉と笑顔で歌い始めると、会場の空気は一気に高揚感を増すことに。

続く「なぜ 恋をして来なかったんだろう?」曲の盛り上がりに合わせてウオーターショットが何度も打ち上がり、早くも“夏の恒例イベント”らしい場面が展開されていった。

最初のMCでは菅井が1カ月前の延期に触れつつ、「あの時、日向坂46のみんながつないでくれたバトンを受け取ることができて、こうして最終日を迎えられて、本当にうれしい気持ちでいっぱいです」と感謝を伝える。

また、欅坂46時代にMCでのお約束であった「尾関はどう?」が菅井から振られると、この日がラストステージとなる尾関は「来たね、必殺技(笑)。これも今日で最後だよ。寂しい気持ちもあるんですけど、今はBuddiesの皆さんとメンバーと、すべての皆さんでたくさん笑って過ごしたいなと思います」と現在の心境を吐露。

原田も「メンバーと配信ご覧になっている皆さんとここにいるBuddiesの皆さんと、雨を吹き飛ばしたいなと思います!」と意気込みを口にした。

その後は「Microscope」「それが愛なのね」と、前日披露されなかった楽曲が立て続けに繰り出され、トロッコを使った演出やウオーターショットやメンバーによる放水など、野外の大会場ならではの試みで夏らしい光景が広がっていく。

また、櫻エイトによるしなやかなダンストラックを経て「偶然の答え」へ突入すると、序盤のハッピー感の強い空気から一変。ブルーを基調にした照明と切ない曲調に合わせて、センターの藤吉夏鈴が繊細さを伴うパフォーマンスと機微な表情の変化で楽曲の世界観を見事に表現していく。続く「五月雨よ」では徐々に強まっていく雨と歌詞の内容とが相まって、この瞬間ならではの特別な空間が作り上げられた。

その一方で、「思ったよりも寂しくない」ではウオーターショット&放水が加わることで、再びパーティー感が向上。そこから緩急をつけるように始まった「無言の宇宙」では、卒業した渡邉理佐に代わり原田がセンターを務めるというサプライズも用意され、日が落ち始めた富士急の環境と雨というシチュエーションとともに、この曲の持つ幻想的な雰囲気が増すこととなった。

ライブ中盤では卒業する2人のインタビュー映像が上映され、最後に披露したいリクエスト曲が明かされる。「一緒になって楽しんでほしい」「悔いのないよう届けたい」というメッセージとともに始まったのは、欅坂46時代のユニット曲「コンセントレーション」と「カレイドスコープ」。2曲とも欅坂46の『THE LAST LIVE』(2020年10月)にたった一度のみパフォーマンスされた楽曲で、当時は無観客配信だったこともあり、観客の前で披露するのはこの日が初めてのこと。

「コンセントレーション」では尾関を中心に、難易度が高い大人びたパフォーマンスが繰り広げられ、「カレイドスコープ」では一期生の原田や上村莉菜が頼もしく成長した二期生とともにキュートなダンスを展開した。

ウオータースクリーンを用いた幻想的な演出の「ブルームーンキス」、情熱的な曲調に合わせて会場が赤く染まる「恋が絶滅する日」に続いて、白いワーゲンの助手席の乗った森田が会場に登場。サブステージでメンバーと合流すると、そのまま「車間距離」で会場の熱量をどんどん高めていく。

さらに、激しくキレの強いダンストラックからの流れで「流れ弾」へ突入すると、会場の熱量は沸点まで急上昇。ウオータースクリーン演出を用いた「BAN」でその盛り上がりは最高潮を迎え、ライブ本編は幕を下ろした。

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