2023-02-16 19:30

R-指定が語る「レジェンドすぎる存在」ZEEBRA―特別公開『2022年日本語ラップの旅』

大人気ヒップホップユニット・Creepy NutsのMC、そしてフリースタイル・ラップ王者であるR-指定が、自らが偏愛する日本語ラップアーティストを紹介するイベント『Rの異常な愛情』。

毎回、即完売のイベントの内容を収録した書籍第二弾『2022年日本語ラップの旅 -Rの異常な愛情 vol.2』が刊行された。

R-指定が影響を受けたラッパーの「韻」や「楽曲」を紹介しながら、ヒップホップシーンを紐解く同書の中から、言わずと知れた現役レジェンド「ZEEBRA」について語り尽くす回の一部を特別に公開!

多感な時期にZEEBRAという衝撃を受けた彼の、その出会いからテーマである「韻」解析の核心部分まで紹介します。

目次
R少年、ZEEBRAと出会う
ライミング徹底解析
日本語ラップシーンを変えた存在

R少年、ZEEBRAと出会う

R少年、ZEEBRAと出会う

──ついにZeebraさんを取り挙げる時が来ました。

R-指定(以下R) これまでこのイベントで取り挙げさせていただいた方は全員大ネタなんですけど、その中でもジブさんは、大ネタ中の大ネタですね。

──落語でいえば「文七元結」か「芝浜」かという(笑)。

R だからもうすでにいろんな人が、さまざまなジブさんの作品や姿を語り尽くしてると思うんですけど、今回はより俺の目線からジブさんの話をさせていただこうと。

──皆さん、Zeebraという存在はご存知ですよね? Creepy Nutsがラジオで死ぬほどいじってる人として(笑)。

R 無茶苦茶な話ですよ。あんなにいじって良いわけがない(笑)。

──自覚あんのか(笑)。

R 俺からしたら、レジェンドすぎる存在なんですよね。実在の人間かどうかすらもわからんくらい。もうファンタジーの世界の人でしたから。

──ちょっと遠すぎちゃって、お茶の間感覚でいじってしまうと。

R 僕らのラジオの中野サンプラザでのイベント(『Creepy Nutsのオールナイトニッポン0「THE LIVE 2020」~改編突破行くぜHIPHOPPER~』)にも出てくれはったんですけど、俺らみたいなもんと一緒に遊んでくれる、じゃれ合ってくれるとは思ってなかったですから。すごい光栄だし、ホンマに大好きなんで。……まあ、好きというのがあんまり免罪符にはならないとは思うんですけど(笑)。

──モノマネ芸人が「好きだから」を免罪符にして悪意のあるモノマネして、結局怒られるパターン(笑)。

R でもジブさんと接すると、ものすごい懐の深さと優しさを感じるんですよね。尖ってた時期の話も聞きますけど、俺はホンマに優しい、超紳士なジブさんしか見てないから、尖ったイメージがないんですよね。

──とにかくスマートだよね。

R そう。そして間違いなくヒップホップ界でジブさんほど華がある人っていうのはいない。ただ、その種類がアイドル的な華でも、木村拓哉的な華でもないんですよ。キムタクってわかりやすく赤レンジャーじゃないですか。あれは日本の中でトップの赤レンジャー。日本のどセンター(笑)。

──1億3千万人のセンター・木村拓哉(笑)。

R でも、必ずしも赤レンジャーが真ん中ではないというのが、ヒップホップという文化の面白さなんですよね。ヒップホップの中にもキムタク的な要素の赤レンジャーはいっぱいると思うんですよ。それこそKREVAさんとか。

──SKY-HIとかね。

R そういう人は人間的な素質として赤レンジャー感がある。でもジブさんは黒レンジャーとか白レンジャーなんですよね。

──シマウマ色ってこと?(笑)

R じゃなくて、黒レンジャーって斜に構えてたり、ちょっと悪さもあって、正統派貴公子の男前さではないじゃないですか。ジブさんもそういう感触があるんですよね。でも、その中に白というか、紳士的な面も持ってる。その白と黒のコントラストがジブさんの色になるんですよね。その「斜めやねんけど、紳士」っていうのが、結果的にヒップホップの中ではどセンターだと思うんですよ。下の世代でも般若さんとかそうじゃないですか。だから、各世代のど真ん中とされる人って、ヒップホップでは意外と赤レンジャー気質ではないっていうのはありますね。そして、なによりジブさんは余裕感がすごい。

──ジブさんが慌てるときってあるのかね?

R ないんですよ!

──ハハハハ! 言い切ったけど(笑)。

R 俺らの「生業」ツアーで、ジブさんをゲストに招いたんですけど、機材トラブルで40分くらいDJ Celoryさんのターンテーブルから音が出なくて。それで周りのみんな慌ててるのに、ジブさんだけずっと瞑想してて(笑)。

──そういうトラブルが今まで何度あったかって話だよね。タンテから音が出ないぐらいで慌ててる場合じゃないと。

R 踏んできた場数が全然違いますからね。

──そもそもRくんがジブさんを一番最初に知ったのは?

R 記憶をさかのぼると、俺のおとん方のいとこの姉ちゃんが、俺が小学校ぐらいの時に──彼女はもう高校生ぐらいやったかな──「これ知ってる?」って“MR.DYNAMITE”のMVを見せてくれたんですよ。当時の俺は、ラップといえば、テレビで流れてくるキック・ザ・カン・クルーの“マルシェ”とか『学校へ行こう!』の「B-RAPハイスクール」ぐらいしか知らなくて。だから「あー、なんかめっちゃイカついな」と思うと同時に「でも格好良いな」って。それが中学生になってラップにハマって、まずツタヤで最初に手にしたジブさんのアルバムが、1stの『THE RHYME ANIMAL』と2nd『BASED ON A TRUE STORY』、そして3rd『TOKYO’S FINEST』だったんですよね。それで『BASED ON A TRUE STORY』の“MR.DYNAMITE”を聴いて、「ああー! これ、いとこの姉ちゃんに聴かせてもらったやつや!」って思い出したんですよ。

MR.DYNAMITE

ライミング徹底解析

ライミング徹底解析

――では早速ジブさんのアルバムを紹介していきましょう。

R まずは驚異の完成度を誇る1st『THE RHYME ANIMAL』(98年)。ラッパーのアルバムとしてほぼ完璧に近いと思うし、いまだに年イチで聴き返しますね。キングギドラの『空からの力』は、押韻を通して日本語ラップのレベルをバツンと引き上げた、日本語ラップを変えた作品で、内容的にも非常にコンシャス。だけど『THE RHYME ANIMAL』は、それをもうちょっと噛み砕いて、かつパーティーチューンとか、軟派ソング、日常ソングも入れて、より「一人の東京の若者」として、「一人のラッパー」として、自分自身を切り取ったと思うし、「アーティストの1stアルバム」として完璧なアルバムというのが、この『THE RHYME ANIMAL』だと思うんですよね。

──リアルタイムの世代からすると、ギドラやLAMP EYE“証言”の印象が強いから、1stはすごくキャッチーに思えたし、驚いた印象があるんだよね。 R ゆえに田舎の中学生でも『THE RHYME ANIMAL』は入り込みやすかったんですよ。その2曲目の“ORIGINAL RHYME ANIMAL”。

Original Rhyme Animal

R これはギドラの流れをくんで、韻の踏み方のパターンもめちゃくちゃ上手い。〈今日もブチかます/口が立つ俺は今夜も韻踏み明かす/無知が成す様ざまな悪に/尖った鉛筆突き立てる作品〉……エグい言い回しですね。いまだにこのレベルでライムをし続けられる人は少ないと思いますね。韻だけじゃなく、文章の並びとしてもすごい格好良いし、暴力じゃなくラップで、というところもアティチュードとして立ってるなと。ギドラは、アメリカ生活の中でヒップホップを見てきたKダブシャインさんとジブさん、DJ OASISさんの3人が、「日本の音楽業界」という既存のシステムに対して、自分たちを宇宙から来た怪獣キングギドラに見立てて攻め込んできた、っていうのがテーマなんですよね。そしてこの『THE RHYME ANIMAL』は、よりジブさんのヒップホッパー、革命家としての側面が色濃く出てる。ヒップホップを広めていかなアカンみたいな義務感を所々に感じるし、教科書的にラップの上手さを形にしているのは、ラップを広めるっていう観点ゆえだと思うんですよね。

──そう提示するなら、そもそものラップが上手くないと説得力はないし、そのラップが教科書的に上手いからこそ、後進がそれに追随できるという構造にもなっていて。

R 〈超麻薬的 超科学的/度胸なけりゃ即出口探すべき〉。「超」と「胸」ではフロウを引っ張り上げといて、その前後の「麻薬的」「科学的」「探すべき」っていう長い韻を離して踏むみたいな部分はすごいテクニカル。その次の〈この先はイルな底無し沼/無限にDeepなSkillが無きゃ痛い目見る場〉は、3文字ぐらいの短い韻で畳み掛けていて、この緻密に入り組んだ韻の踏み方は今でもホンマに勉強になる。

──しかも、この時はすごく日本語的な発声で、難しい言葉を多用しないで、長い韻を落としていくんだよね。

R この曲はサビが無いんですよね。ヴァースだけで余裕で格好良い曲なんですけど、当時の中学生の俺としては、「あれ? サビ無いやん」みたいな。それまで聴いてた歌謡曲とは明らかに構成が違ったし、中学生やから「暗いし、怖いし、サビ無いやん」って(笑)。だから最初はピンとこなくて、1年ぐらいしてやっと格好良さに気付いた曲でしたね。その当時の俺にドカンとハマったのは“I’m Still No.1”。この曲はボースティングの例え方の具合も含めて、すごくキャッチーなんですよね。歌詞分かりやすい、BPM速い、ノリがいい、明るい、「ナンバーワン!」っていう俺でも知ってる英語が入ってる(笑)。

I’m Still No.1

──シンプルだよね。

R でもライミングの仕方はやっぱりジブさん印で。例えば〈固く拳握りしめ向かうリング/堂々とした態度まさにキングの風貌〉ってパートは、「キング」で止めてもいいはずなのに、「の風貌」まで続けて、言葉が小節から漏れることでグルーヴが生まれてるんですよね。その次の〈割れんばかりの歓声/この時点でもう既に判定勝ち〉も、次の小節の頭に文末の「勝ち」が入ることによって色が付くというか。その後の〈イケイケハードパンチャー Zeebra the Ill Skill トップランカー/パンチドランカー急増中〉も、ジブさんが言う、「返し韻」とか「返り韻」が来ることによってグルーヴが持続する。だから、この冒頭の何小節ですごいいろんなスキルを使ってるんですよね。

──UBGが韻をかぶせる部分でも、キャッチーさが生まれるよね。

R そうそう。あとジブさんはこの当時から言ってるんですけど、ラップを書くときに譜割りから作る、と。要はスキャットから歌うんですよね。フレーズや音から作って、後で言葉をハメていく。

──桑田佳祐もまずデタラメ英語で歌いながらメロディと譜割りを決めていくって言うよね。それのラップバージョンというか。

R だから、よりメロディやリズムとしてラップを捉えている。それは2ndアルバムで顕著に表れてくるんですけど、文字に起こしたら韻にはなってないけど、「響きで韻を踏む」っていう作業ができるのは、メロディやリズムとして言葉を捉えてるから、そういう踏み方ができると思うんですよね。

──“I’m Still No.1”の2ndヴァースはバスケの話だから、バスケ部だったRくんは共感したんじゃないの?

R 練習中はこれをイメージしてましたね。試合でも相手チームの口だけ番長を3秒で蹴散らすイメージをしてたんですよ。ずっと相手チームのやつの顔を睨みながら、ベンチで(笑)。

──ベンチかい(笑)。監督のゴーサインを〈待ってたぜ〉じゃなくて、「待ってるぜ」だったわけだ。

R 〈見ててくれ俺のセニョリータ〉の部分も、当時はセニョリータもいないから、マネージャーとか他の学校の女の子に目星をつけて「今日はどれをセニョリータにしとこうか」と(笑)。

──ハハハハ! 集中しろよ(笑)。 

R で、結局試合終了、フリーでスリーをかますチャンスに恵まれないまま選手生命は終了したブザービーターでしたよ。

──結局ベンチで妄想してたという話。悪いことを聞いたね(笑)。

R 試合に集中しないでラップのこと考えてる奴が、試合に出れるわけもないんです(笑)。でも、こういう入り口があったから、俺も曲に入って行きやすかった曲ですね。

日本語ラップシーンを変えた存在

日本語ラップシーンを変えた存在

R で、『BASED ON A TRUE STORY』(00年)の話に入る前に、キングギドラ『空からの力』の話からしたいんですが、「20周年記念エディション」の中でジブさんがすごく興味深いことを言ってるんですよ。かいつまんで話すと、ジブさんもたしかにヤンチャはしてたけど、ニューヨークに行ったら、俺らのヤンチャなんて可愛いもんや、と。じゃあ日本でラップするにあたっても、US流のハードコアより、ダンサブルだったり、レゲエの要素が入ってたり、よりトッポい方向がいいのかなと。そのお手本として塩梅がちょうどよかったのがファーサイドらしいんですよね。ギャングでもないけど、ストリートカルチャーとしてヒップホップを体現してる。だから日本でウケるバランスはあれやってことで、当時はあの感じの歌い方に影響を受けてたらしいんですね。

──ファーサイド自体、すごく人気があったし、当時は影響受けたラップは多いよね。リップスライムはもちろん、ライムスターも『俺に言わせりゃ』の時期はファーサイドとリーダーズ・オブ・ニュースクールの影響を強く感じるし。

R 日本でもそういう人たちがいっぱい増えて。「でも俺はもうちょっとハードなほうがホンマは好きや」ってことで、皆さんが知ってるヴァージョンの“見まわそう”の淡々とした歌い方になったらしいんです。そういう試行錯誤の上に『空からの力』、『THE RHYME ANIMAL』があったんですが、その次にアメリカほどハードではないにしろ、ヤンチャはやってきたジブさんやからこそ書ける部分が落とし込まれた『BASED ON A TRUE STORY』が生まれるんですね。ここでジブさんがヒップホップを一般層に広げるためにとった作戦が「不良」なんですよね。USでのギャングスタも含めたストリートカルチャーを日本に置き換えると何や?って考えたら、ジブさんの出した答えは「不良」だった。日本のヒップホップは、いとうせいこうさんからの流れを考えると、文系、インテリの流れにあったと思うんですよね。

──近田春夫さんも「音楽家としてのヒップホップへの接近」だもんね。MELONもそうだし、音楽家が音楽として、「ヒップホップミュージック」を受容して広げたっていう部分が強かった。

R 佐野元春さんが歌唱法としてラップを取り入れたっていうのもそうですね。だから、日本のヒップホップは文系層や音楽、サブカルチャー層が広げてきた部分が強かった。それはスチャダラもライムスもそうやと思うし、もっといえばキングギドラも間違いなくインテリ。だから『THE RHYME ANIMAL』では、ストリート性も垣間見られるけど、インテリジェンスも同時に見えるアルバムだったと思うんですよね。でも『BASED ON A TRUE STORY』は、例えは難しいけど「しゃがんだ」と思うんですよね。

──ヤンキー座りになったというか。「しゃがんだ」という表現は言い得て妙だね。

R 不良の感性を取り入れたんです。日本の不良やマイルドヤンキーを、USのストリートに置き換えたり、結合させた。でも、それは歴史的にも必然だったと思うんですよね。ロックも不良が注目したことで、流行になっていったし、不良が流行を作るっていう部分は、もともと日本の文化の中ではすごく強いから。

──キャロルや矢沢永吉がそうだろうし、もっといえばグループサウンズだって不良がめちゃくちゃ多かったわけだから。ビートルズだって登場当時は当時のメインストリームからすれば不良だったわけで、不良が文化を担う部分は、洋の東西を問わない事象で。

R その意味でも、ジブさんは不良がやる音楽を、ロックやパンクからヒップホップに変えたんですよ。不良たちのあり余ったパワー、大人への怒り、社会への不満、それらを取り巻く環境から抜け出す「成功」への渇望、または単にビッグになりたいという承認欲求……それらの捌け口として、ロックがフィットしてたのを、ヒップホップにスライドさせた。だから、このアルバムがなかったら、登場してなかったラッパーはたくさんいると思う。

──間違いなくゲームチェンジを促した作品だと思う。それは良い悪いでは判断できないレベルで。

R 宇多丸さんが不良のラッパーが増えたことについて、「本来自分の文章とか自分の言葉とかを持ってなかった人たちが自分の言葉を持つようになった」ってニュアンスの発言をされてたんですけど、まさにその先鞭をつけた作品だと思いますね。

──というわけで、今回はジブさんの1st、2ndについて話してきましたけど、この2枚は確実にシーンを変えたと思うし、それ以外にももし“Grateful Days”がなかったら……もし“公開処刑”が生まれなかったら……という世界線があったら、いまの音楽シーンはどうなってるのかなってすごく考えるんだよね。それぐらい影響力とインパクトを与えたよね。

R “Street Dreams”でも〈テレビにラジオ新聞も世界が動く 俺が韻踏むと〉って言ってますけど、まさにそうで、ジブさんがライムすれば世界を動かしてしまうぐらいのデカい力を持ってるんですよ。『フリースタイルダンジョン』を始めたのもジブさんご本人で、結果、そこにはいろんな毀誉褒貶がありますけど、でも『ダンジョン』があったことで、間違いなくラッパーは増えているし、ラッパーの食い扶持も作ってる。

Street Dreams

──それこそ06年に放送されていた『シュガーヒルストリート』はサイバーエージェントが全面バックアップして始まったし、その流れは『ダンジョン』『(フリースタイル)ティーチャー』にも繋がっていて。そういう部分から、どうしても立ち回りが上手い人だと見られがちな部分があるけど、そこに腹に一物があって何かやってるというよりも、理解ある出資者がいればヒップホップのテレビ番組できるでしょ、そしてその輪が広がれば最高でしょ、ぐらいのシンプルな発想だと思うんだよね。

R そうそう。だから、ジブさんの行動は、自分のためにやってるってよりも、結局シーンや誰かのために回っていくようになってると思うんですよね。ヒップホップのためにやったら余裕で矢面に立つし、批判も全部甘んじて受けるしっていう、もう腹を括ってはる人。それがジブさんだと思います。だからどこまでいってもマジでラップが好き、人が好きな方だと思うし、それゆえに協力者も多いんやと思う。だって俺でもチェックできてないような大阪の若手とかチェックしてたりしますから、マジで好きなんですよ、ヒップホップが。だから、こういう人が作ってきたラップを聴いて育ってきた世代──それはジブさんをディスってる人も含めて──は、みんな心のどこかで「ジブさんのことを舐めたら俺が殺す」って思ってるはずです(笑)。

※完全版は、現在発売中の『2022年日本語ラップの旅 -Rの異常な愛情 vol.2』にてお読みいただけます。

R-指定が日本語ラップの魅力を語り尽くす──。
大人気トークイベント『Rの異常な愛情』待望の書籍化第二弾!

最強のバトルMC、そして大人気ヒップホップユニット・Creepy NutsのR-指定。 2018年12月に始まり、現在も行われているイベント『Rの異常な愛情──或る男の日本語ラップについての妄想──』の書籍化第二弾。
彼が偏愛してやまない日本語ラップのレジェンドアーティストの名盤・リリック・スキルを、聞き手を務めるライター・高木”JET”晋一郎とともに分析&妄想して徹底解説!
雑誌『BUBKA』連載時より加筆&脚注追加が行われ大幅にボリュームアップ! 日本語ラップ通からヒップホップ初心者まで、ぜひとも読んでいただきたい一冊に仕上がりました。

2022年日本語ラップの旅 -Rの異常な愛情 vol.2

【本書で主に取り扱っているアーティスト】

Zeebra
梅田サイファー
ケツメイシ
韻踏合組合
DABO
CHICO CARLITO(単行本特別対談)
(掲載順)

【著書プロフィール】

R-指定
1991年大阪生まれのラッパー。中学生の時に日本語ラップと出会い、リリックを書き始める。
高1で足を踏み入れた梅田サイファーの影響でライブ活動を開始。2012年からはMCバトルの全国大会UMBで3連覇を成し遂げる。
テレビ朝日『フリースタイルダンジョン』では2代目ラスボスとして出演。
また、ニッポン放送『Creepy Nutsのオールナイトニッポン』のパーソナリティー、さらには俳優やバラエティ番組への出演など活躍の場を広げる。
現在はDJ松永と共にCreepy Nutsとして、そして梅田サイファーの一員として活動中。

高木“JET”晋一郎(聞き手/構成)
1978年生まれ。狼の墓場プロダクション所属。スポーツ新聞記者、音楽誌編集など経てフリーに。主に音楽やカルチャーを中心に執筆。本連載の他に、木村昴「HIPHOP HOORAY」(ヤングジャンプ)、Chelmico「キスがピーク」(TVブロス)などを構成。共著に『ラップのことば』、構成単行本に『ジャポニカヒップホップ練習帳』(サイプレス上野著)など。

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