2023-02-25 00:00

乃木坂46、“16人”で輝く4期生の絆「図書室の君へ」パフォーマンスに大歓声

乃木坂46 11th YEAR BIRTHDAY LIVE「DAY3~4期生ライブ~」より
乃木坂46 11th YEAR BIRTHDAY LIVE「DAY3~4期生ライブ~」より

乃木坂46のデビュー11周年を祝うバースデーライブ「乃木坂46 11th YEAR BIRTHDAY LIVE」DAY3公演が、2月24日、横浜アリーナで開催された。

2月22日から5日間にわたり同会場で展開される今回のバースデーライブ。3日目は4期生の単独ライブとして実施された。フレッシュさ満載の5期生からバトンを受け取った4期生がどんなステージを見せるのか、多くのファンがその内容に注目した。

冒頭からエンジン全開

「4番目の光を探しに行こう」という4期生楽曲「4番目の光」の一節を用いた映像演出とともに幕を開けた4期生ライブは、遠藤さくらがセンターを務める「夜明けまで強がらなくてもいい」「ごめんねFingers crossed」の連発で、冒頭から加速をかける。堂々とした佇まいと情熱的な表情とパフォーマンスで、早くも観る者全てを圧倒。そこから賀喜遥香がセンターを担当する「君に叱られた」「好きというのはロックだぜ!」が立て続けに披露されると、会場の空気が一変。メンバーから放たれるピースフルなオーラと、賀喜の「今日は最高の1日に、みんなでするぞ!」という煽りで、ライブは早くもクライマックスのような盛り上がりを見せた。

最初のMCでは、昨年5月の「10th YEAR BIRTHDAY LIVE」以来のライブ参加となる早川聖来が「2つの意味を込めて言わせてください。皆さん、ただいま!」と客席に語りかけると、ファンからの温かい拍手に涙する場面も。また、乃木坂46に加入して初めての“声出し”OKな期別ライブを前にした佐藤璃果は「メンバー16人、大好きな子の気持ちも背負って頑張ります」と、休業中の掛橋沙耶香を含めた16人でステージに臨む姿勢をあらわにした。

4期生の歴史

その後、スクリーンに2018年夏の坂道合同オーディション時の映像上映に続いて、4期生の歴史を振り返る形でメンバー一人一人がセンターを務めていく。まずは清宮レイが中心に立ち、グループへの憧れを口にしながら「君の名は希望」をパフォーマンス。先輩たちが当時着用した衣装を身にまとった彼女たちは、感情を強く打ち出しながらこの名曲をしなやかに表現。続く「シンクロニシティ」では松尾美佑がオリジナルセンターの白石麻衣にも負けないエモーショナルなダンスを披露し、「きっかけ」では林瑠奈が伸びやかな歌声とともに感動的な瞬間を作り上げた。

続いては賀喜をセンターに、田村真佑&金川紗耶の3人で「ファンタスティック三色パン」をパフォーマンス。曲中には好きなパンを可愛い言い方で紹介して、1万2000人のオーディエンスを大いに楽しませた。また、「あらかじめ語られるロマンス」では北川悠理を中心としたメンバー5人で、かわいらしい歌とダンスで客席を沸かせ、「風船は生きている」では弓木奈於を中心に据えた編成で、風船を手にした彩り豊かなステージを展開。エンディングでは膨らみ続ける風船が割れる演出もあり、会場が笑顔で包まれていく。

先輩たちへのリスペクト

その後は1期生、2期生、3期生の先輩たちへのリスペクトを込めた楽曲を用意。黒見明香をセンターに迎えた「制服のマネキン」でダイナミックなダンスを提示したかと思えば、柴田柚菜を中心とした「アナスターシャ」では模型の蝶々を宙に放つ演出とともに観客を魅了する。そして、筒井あやめセンターによる「思い出ファースト」では躍動感のあるパフォーマンスで、客席との距離を縮めていった。

佐藤センターの「僕のこと、知ってる?」では穏やかながらもエモーショナルさが伝わる楽曲に乗せて素直な歌を届けていくと、「ここにいる理由」では早川を中心に息の合ったダンスで特別な空間を瞬時に作り上げる。そこから間髪を容れずに「Wilderness world」へつなげ、金川をセンターに艶やかさとパワフルさが共存するダンスで会場の熱量を急上昇させた。また、遠藤がセンターを務める「ぐるぐるカーテン」では、「今、こんなに素敵な場所にいられることを誇りに思っています」の一言を合図に、スクリーンを通じてメンバーからファンへのメッセージが届けられていく。「Sing Out!」ではセンターの田村が客席にクラップを求め、さらなる一体感を高めつつ華麗なソロダンスを披露。そして、矢久保美緒をセンターに据えた「他人のそら似」で、この日参加した15人全員がセンターを務めつつ4期生の軌跡を振り返るブロックを締めくくった。

16人で輝く4期生

ここまでの楽曲を振り返るMCで場が和むと、ステージに一人登場した遠藤が、掛橋を含む同期メンバー15人を一人一人紹介しながら、自身の思いを伝えていく。16人誰一人欠けてはいけない、この16色が輝いてこそ4期生なのだと強く感じさせるメッセージとともに「4番目の光」が歌われると、会場中が多幸感で満たされていった。続く「Out of the blue」では早川の呼びかけに応えるように、会場が青一色に染まり一体感が急上昇。オーディエンスのコールでさらなる盛り上がりを見せる「猫舌カモミールティー」、掛橋のセリフ音声とパフォーマンス映像を交えた構成にメンバーが涙を浮かべた「図書室の君へ」、4期生の原点である柔らかな空気感の「キスの手裏剣」と4期生オリジナル楽曲が連発される中、「ジャンピングジョーカーフラッシュ」で会場が割れんばかりの声援&コールと爆発力満点の歌とダンスで、この日何度目かのクライマックスへと到達。賀喜が観客のみならずメンバーにも喝を入れて、4期生のみならずグループにとっても欠かせない重要な1曲「I see…」で会場の空気を掌握し、会場中をハッピーな空気で包み込んでライブ本編を終了させた。

アンコールへ…

アンコールでは北川&林のラップをフィーチャーした「アトノマツリ」を、15人で初パフォーマンス。会場ロビーに展示されたフラワースタンドの前で歌唱する彼女たちが、ファンへの感謝を伝えていく。続く「ハウス!」「サイコキネシスの可能性」ではスタンド席通路に設置されたトロッコを用いて観客の元へ近づいていき、観る者全てに笑顔を届けた。

最後のMCでは北川がいつも以上に興奮気味に、大きな声で「楽しかったです!」と伝え、清宮は「何年かぶりにここへ(単独ライブで)戻ってこれて、ちょっとは大きくなった姿を見せられたんじゃないかな」と1日を振り返る。そして、柴田が「みんなどんどん成長して、皆さんに心強いなと思ってもらえるようになりたい」と涙を浮かべながら語ったあとに、最後は「おいでシャンプー」で最高の笑顔を振りまきながら、久しぶりの4期生ライブを大成功のうちに幕を下ろした。

(文/西廣智一)

乃木坂46 11th YEAR BIRTHDAY LIVE「DAY3~4期生ライブ~」セットリスト

Overture

  1. 夜明けまで強がらなくてもいい
  2. ごめんねFingers crossed
  3. 君に叱られた
  4. 好きというのはロックだぜ!
  5. 君の名は希望
  6. シンクロニシティ
  7. きっかけ
  8. ファンタスティック三色パン
  9. あらかじめ語られるロマンス
  10. 風船は生きている
  11. 制服のマネキン
  12. アナスターシャ
  13. 思い出ファースト
  14. 僕のこと、知ってる?
  15. ここにいる理由
  16. Wilderness world
  17. ぐるぐるカーテン
  18. Sing Out!
  19. 他人のそら似
  20. 4番目の光
  21. Out of the blue
  22. 猫舌カモミールティー
  23. 図書室の君へ
  24. キスの手裏剣
  25. ジャンピングジョーカーフラッシュ
  26. I see…
    アンコール
  27. アトノマツリ
  28. ハウス!
  29. サイコキネシスの可能性
  30. おいでシャンプー

【秋元真夏 卒業記念写真集『振り返れば、乃木坂』】
Amazonで購入

言葉の海をさまよう
Amazonで購入

【Amazon.co.jp限定】10th YEAR BIRTHDAY LIVE (完全生産限定盤) (Blu-ray) (オリジナル三方背収納ケース付)
Amazonで購入

【Amazon.co.jp限定】10th YEAR BIRTHDAY LIVE (完全生産限定盤) (DVD) (オリジナル三方背収納ケース付)
Amazonで購入

Twitterでシェア

関連記事

MAGAZINE&BOOKS

BUBKA(ブブカ)2023年4月号 BUBKA(ブブカ)2023年4月号
BUBKA(ブブカ)2023年4月号 BUBKA(ブブカ)2023年4月号 小野寺 梓

BUBKA RANKING23:30更新

  1. 乃木坂46山下美月「飛鳥さん、私たちに絶対興味ないと思いますよ」に、齋藤飛鳥「否定はしないです(笑)」
  2. 永尾まりや、透け感あるレースドッキングニットで大人の色香を演出
  3. 櫻坂46大園玲1st写真集「半分光、半分影」より書店別特典ポストカード解禁!パネル展開催も決定
  4. 乃木坂46渡辺みり愛1st写真集、発売前重版決定!美脚まぶしい新カットも解禁
  5. 乃木坂46久保史緒里「最近気づいたんです やましーの存在が特別であることに」
  6. 乃木坂46秋元真夏「真ん中に立つ緊張感が…」“卒コン”に向けて意外な胸中を明かす
  7. 乃木坂46梅澤美波、“暗髪”ヘアのイメチェン自撮りSHOTに称賛の声「本当可愛い」「大好き」
  8. 佐久間宣行Pが今のアイドル業界であえて火中の栗を拾ったワケ~吉田豪インタビュー
  9. 「ばってん少女隊」クリエイティブディレクター杉本陽里子氏が語るアイドルソング
  10. 「AKB48 17期生」11人決定!最年少は中学3年生14歳の畠山希美、平均年齢は17歳
  1. 櫻坂46大園玲、新たな水着カット解禁…マーメイドのようなビキニ姿を披露
  2. 女優・グラビアアイドル大久保桜子、抜群のスタイルとアンニュイな表情を披露…デジタル写真集配信開始
  3. 乃木坂46鈴木絢音卒業セレモニーに“2期生”堀未央奈・新内眞衣・山崎怜奈らサプライズ登場
  4. 乃木坂46与田祐希「新鮮で楽しかった」“アーニャ”コスプレ姿に称賛の声相次ぐ
  5. 宮崎あみさ、“学園もの”に憧れ「着られなくなる前に、制服を着たい」
  6. アイドルグループ『トキメロ』リーダー湊川みる「盛れる水着」ブラックビキニでキュートなスタイルを披露
  7. 日向坂46影山優佳1st写真集「知らないことだらけ」より“旧松本高等学校”にて撮影された大人の雰囲気漂う新カット解禁
  8. 乃木坂46鈴木絢音卒業セレモニー終了「10年間振り返ると、出会いに恵まれた乃木坂46人生だった」
  9. グラビアアイドル美輪咲月、美しいボディーラインが際立つ最新作
  10. グラビアアイドル原つむぎ、呂布カルマ氏の“帯コメ”に納得「『そうですよね』って感じで(笑)」