――めちゃくちゃ良い話ですね。星野さんが齋藤さんのことをそんなに大切に思っていたとは知りませんでした。

星野　正直、かわいそうだって思っちゃうことがあって。本人はそうは思ってないかもしれないけど、今までだって頑張ってきたのに「次世代」って言われてるのも変な気がするし……。

――なるほど。長い付き合いですが、変わったなって思う部分はあります？

星野　大人っぽくなり過ぎちゃった。いつも楽屋で本読んで静かにしてるし、どうやったらあんなに落ち着けるのか知りたい(笑)。あとはモデルになってから、自信がついたんだろうなって思っていました。動画を見ていても前と違う感じがしたんです。

――ちなみに以前、齋藤さんに「ライバルだと思ったことのあるメンバーは？」と聞いたことがあるんですけど、その時に「星野にはありましたね。本気を出したら本当は超すごいのに、それをしなくても成立する人だし、しないっていう選択をしているときもあるんだろうなっていう。ライバル視もしてたけど、驚異の存在だ、私は絶対に敵わないと思って、最初から諦めみたいなものもありました」と答えているんですよ。

星野　意識する相手間違えてるよ(笑)。

――いやいや(笑)。お二人は本当に真逆なタイプですよね。

星野　それは思います。共通の話題とかも特にないし、好きなアーティストも違うし、プライベートの過ごし方も真逆だと思う。

――でも、お互いなんとなく自分にとって特別な存在だと感じているんでしょうね。

星野　「あしゅみな」って呼ばれて、2人でずっと一緒にやってた時期もあって、飛鳥はそこからさらに頑張る方向に行ったから、余計に「頑張って」って思うんです。嫉妬とか悔しさは正直なくて、ただ頑張ってほしいです。

――なんか、ただのありきたりな友情ってだけじゃないのが良いですね。今の乃木坂46のセンターに彼女がいることをどう感じていますか？

星野　もちろん、しっくりきていますよ。才能もあるのに努力もする。飛鳥は完璧なんで。

星野みなみ＝ほしの・みなみ｜1998年2月6日生まれ、千葉県出身。どんなわがままも奇跡の声と笑顔で許されてしまう、可愛さの専制君主・ミナミーアントワネット。お菓子よりもパン派。欅坂46の2期生達には楽屋で「可愛いの具現化」と噂されているようだ。 愛称は「みなみ」。

過去に発売された「BUBKA」より、注目の記事を紹介する＜BUBKAアーカイブ＞。今回は、2019年7月号より、乃木坂46・星野みなみをピックアップしました。(※記事の情報は発売当時のもので最新のものではありません)

――アザーカット、他の記事は「BUBKA2019年7月号」で

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