作編曲家・Rillsoul「ブラックミュージックの入り口になるような音楽を作りたい」

――つばさのスクールで働くことになったきっかけは?

Rillsoul 普通に求人サイトで見つけました。日本に帰ってきて、音楽に携わる仕事をしようかなと思って求人サイトを見ていたら、つばさがあったので。

――Especiaが始まった当初、ああいったガールズグループについてどんなふうに思っていたのでしょうか。

Rillsoul 今だから言えますけど、結構ありえないなという感じでした(笑)。

――本場で学んだ身からするとそうですよね。

Rillsoul でも、関わっていくうちにちょっとずつアイドル文化、オタク文化をわかってきて。多分、アイドルに対して偏見があったんだと思います。Especiaは曲がかっこいいし、コンセプトもちゃんとしているので、「アイドル=かっこ悪い」というのがなくなっていきました。自分が覚えてるのは、Especiaのイベントを手伝ったときに、お客さんがみんなDJとかだったんですよね。

――当時はクラブシーンとも繋がりがありましたもんね。

Rillsoul それは驚きでした。これはちょっと違うなと。音楽好きが聴いてるアーティストなんだな、というところから気持ちが変わっていったのは覚えています。

――理解が深まっていったんですね。『WestPhilly』はJ・ディラやソウルクエリアンズの仕事を想起させる思い切ったプロダクションでした。

Rillsoul じつはそれを言いたかったんですよね(笑)。Especiaの楽曲はメインにSchtein&LongerやPellyColoがいて、安定のクオリティだったので、僕はそれとは違うコアなほうに行けたというが本音です。あのときは「ソウルさんの好きなようにやってください」というオーダーだったので、アイドルがやったことないようなやつをやろうと思って、それこそJ・ディラとかディアンジェロ的な、リズムをずらしたりうねらせたりするようなネオソウルな曲を作ろうと思ってました。

関連記事

BUBKA RANKING11:30更新

  • 連載・コラム
  • 総合
  1. 乃木坂46山下美月「もっと燃えたいと思ったし 自分も輝きたいと思った」伊藤理々杏&久保史緒里、3期生インタビュー【BUBKAアーカイブ】
  2. 山下美月卒業コンサート、アイドル生活を駆け抜けてきた彼女が選ぶ楽曲を“くぼした”コンビの視点からピックアップ!
  3. 【イコラブ】努力を続ける才能、咲き出したいくつもの花~瀧脇笙古ちゃんを応援しましょこ!~
  4. 大田ステファニー勧人インタビュー、唯一無二のバイブス文学はいかにして生まれたのか
  5. 吉田豪インタビュー、TOSHI-LOW 90年代、あの刹那の先にある今
  6. 船木誠勝「ガチンコでやれば八百長って言われなくなる 単純にそう思ってましたね」【UWF】
  7. 乃木坂46弓木奈於、B級ニュースで話題の“ナカジマさん”「ナカジマさんっていう名前じゃなかった」
  8. 乃木坂46 三番目の風、4番目の光に続く5番目は…
  9. 乃木坂46与田祐希「『難しいからやらない』『あきらめる』っていうのは絶対違うなと思う できる限りは全力で挑戦したいなって思います」
  10. R-指定が語る、団地が生んだ「路上の詩人」O2
  1. 元乃木坂46北川悠理、久しぶりに公の場に登場も感極まって涙…
  2. 乃木坂46弓木奈於「悠理ちゃんって、現役時代から“隠し玉”持ちまくりだったじゃん?」らしさ全開で喜びのコメント
  3. 乃木坂46筒井あやめ「悠理ちゃんの考える魅力的な言葉がすっごいたくさん」北川悠理脚本をたたえる
  4. 乃木坂46矢久保美緒「心にいる人数は変わってない」4期の絆エピソードを明かす
  5. 人気声優・青山なぎさ『週刊FLASH』初表紙を飾る!先行カット到着
  6. 乃木坂46久保史緒里、卒業した山下美月へこれまで伝えられなかった“本心”を告白!「ラストくぼした」話にファン歓喜‼
  7. 乃木坂46山下美月「飛鳥さん、私たちに絶対興味ないと思いますよ」に、齋藤飛鳥「否定はしないです(笑)」
  8. 乃木坂46阪口珠美、聖夜の“さんたまみ”SHOTにファン大喜び「目の保養です」「破壊力えぐい」
  9. 柿崎芽実&長濱ねるビブス・花ちゃんズ衣装も…日向坂46の歴史を体感する貴重な展示
  10. 乃木坂46山下美月「私がずっと追い続けているアイドル像は大島優子さんとチームKの姿」