“48グループ”それぞれが踏み出した一歩目

新公演「愛を君に、愛を僕に」の表題曲は、8期生の野村と9期生の青海がWセンターを務める
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しかし、どちらのダンスで心が動いたかというと、2009年のほうだから不思議だ。もちろん「アイドルグループ自体が少なく、AKB48に追いつけ追い越せの精神でただ踊るしかなかった」という時代背景を考慮しなくてはならないとはいえ、アンナ先生がインタビューで話していた「心を燃やす」という表現がしっくりくるのは2009年のほう。直でレッスンを施された愛弟子たちのダンスなのだから、それは当然だ。その「心を燃やす」踊りによって、本誌編集部が心を打ち抜かれたのも事実。本誌にSKE48のページが増えたのは、編集部が名古屋へ行き、チームS「手をつなぎながら」公演を(遠方枠で)目撃したからに他ならない。そういったファンは少なくないはずだ。このように、パフォーマンスで人を倒すことはいくらでもできるのである。これこそがアンナ先生が理想とする公演像だ。そんな公演を実施するためには、アンナ先生にお願いをするしか選択肢はなかった。現行チームSが先生の直弟子になることで、公演を最強の武器にする。これがSKE48蘇生の第一歩なのだ。

この数年間、SKE48はカミングフレーバー、プリマステラといったユニットを作り、独自の活動をさせてきた。また、江籠裕奈はソロ活動を活発化させている。本体とは別の運動体が衛星のように活動してきた――。そんなイメージだ。それはそれで構わないし、別動隊として活動することでしか得られないものもあっただろう。しかし、本体の栄光は本体の活動でしか得ることはできない。仮に江籠がバズったとしても、SKE48のブランディングに大きな影響はない。本体は本体の手によってでしか磨かれない。

残るはチームKⅡとチームEだ。まさかチームSだけが新公演を上演できるということはないだろうから、いつどのような形で実現されるのか――。発表を待とう。

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