――写真集発売おめでとうございます！ まずは出来上がりを手にしていかがですか？

地頭江音々：ありがとうございます！ そもそも写真集を出させていただけること自体、現実味がなかったので、出来上がってやっと「本当に写真集になっているんだ(笑)」と、実感しました。

――写真集は、活動する中での“目標”の一つだったりしましたか？

地頭江音々：妄想レベルというか(笑)、「写真集を出したいです」とは言えないくらいの、自分には遠く手の届かないものだと思っていたので、いまだに若干夢みたいなところもありますね。

――“写真集発売決定”は、どのような状況でお聞きになりましたか？

地頭江音々：最初は、雑誌の撮影の時に、取材していただいた方から「写真集、興味ありますか？」と言われて、それは世間話とか雑談だと思って「そりゃ～まぁ～お話があったら…ですかねぇ～」みたいに言っていたら、1カ月後くらいにスタッフさんに呼ばれて、怒られるのかなと思っていたら(笑)、「写真集が決まりました」と。「あれは雑談じゃなかったんですか!?」と思いつつ、その時はまだドッキリかなと、絶対うそだと思っていました(笑)。そのお話を頂いてから、「参考のものとか見ておいてね」と言っていただいて、ちょっとたってから「改めてどう？」と、聞いていただきました。

――普段から写真集とか、グラビア誌とかご覧になることもありますか？

地頭江音々：あんまりなくて…写真集を出した美久さんだったり、なっぴ(運上弘菜)だったり、そういうメンバーの作品は劇場に置いてあるので見ていたくらいです。

――もちろん全ページ・全カットだとは思いますが、あえて、お気に入りカットをご紹介いただけますか？

地頭江音々：(サンメッセ日南の)一面モアイに囲まれて(笑)、私がでーん！と大の字に立っているシーンなんですけど、これは本当に“音々だな”と思いました(笑)。モアイを背中から支えるシーンとか、こういう写真は、グラビアではやらないカットじゃないですか。きれいに撮ったりする中で、こういう自分の悪ふざけというのをできるのが写真集だなと思いました。仲がいい同期が見たら、「いつもの悪いことを考えている顔をしている」と(笑)。素の私が出ているなと思います。

――幼い頃から行かれていた場所ですか？

地頭江音々：保育園から中学校まで毎年遠足やイベントで行ってました。何かしら思い出もある場所です。ほかに思い出に残っている場所は、(裏表紙のシーンを差し)どこって言えるほどの場所ではないんですけど(笑)、緑のワンピースで撮った場所が、私には慣れ親しんだ道で、ただ車で走っていた時の景色の一部なんです。ここがまさかこんなフォトスポットになるなんて、ここってこんなすてきな場所だったんだというのは再発見でした。

――思い出の場所も数多く出てくるということで、写真集はご家族の方にお渡ししましたか？

地頭江音々：渡そうと思っていたんですけど、その前日に「予約したのがまだ届かないんだよねぇ」って言われて。「買ったの？」って聞いたら「買った」と。すごい楽しみにしてくれているんだなと思いました。私が出ている雑誌とかは、ほぼ全部家に…どんどん積み重なっていって(笑)。買ってくれているのを知らなかったので、帰るたびに「これも買ってくれているんだ」と。

――そして写真集のタイトル「彼女の名前」、秋元康さん命名ということですが？

地頭江音々：いくつか案を頂いた中から、一番自分の中にスッと入ってきたのがこのタイトルでした。このタイトルだけが見えたら、「この子はどんな名前なんだろう・どんな人なんだろう」と思うし。「(漢字は)どうやって読むんだろう」とか、気になってもらえるかなと思って選びました。

――ずっと聞かれてきたことかもしれませんが、お名前で苦労されたことなどありますか？

地頭江音々：単純に聞き取っていただけないので、ちょっとした電話の予約でも、人より時間がかかってしまいます(笑)。でもこうして取材していただいたり、初めて会う方には、「何て読むの？」とか、「(全国に)どのくらいいるの？」とか、話のネタになったりするので、それはありがたいなと思います。

――ちなみに、今後“グラビア活動”は続けていきますか？

地頭江音々：え～どうなんですかね(笑)。お話があれば…(笑)。

――編集長に伝えておきます(笑)。

地頭江音々：ありがとうございます(笑)。

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