“48グループ”にとっての「歌唱力No.1決定戦」とは ?

大会は日本青年館にて開催され、TBSチャンネルでも同時生中継された。個人戦ではSTU48の池田裕楽が優勝し、大会初となる2度目の優勝を飾った

3月2日・3日の二日間にわたり行なわれた、「第5回AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」。歌にプライドを持つ国内48グループメンバーが一堂に会し、ユニット戦・個人戦でしのぎを削った。今回は、この大会をグループが行なう意味について改めて考察する。

大会の意義

ジョックロック(以下、ジ) 今月の「へそ」なんですが、「第5回AKB48グループ歌唱力№1決定戦」を取り上げたいと思います。

犬飼(以下、犬) それよりもまずは初登場だから自己紹介したほうがいいんじゃないの?

 はい!ジョックロックと申します!智辯和歌山の出身でして、この名前を頂戴しました。

 甲子園で有名な応援歌のタイトルね。野球は興味あるの?

 はぁ……。

 アイドルは?

 ありますぅ~!小学生でAKB48ブームが起きたんですぅ~!

 若いな(笑)。誰推しだっけ?

 こあみ(小林亜実)ですぅ~♥

 それでSKE48担当になったんだな。こあみも日本のどこかで喜んでるよ。それより歌唱力だよ。今回は3人組のユニット戦と個人戦があったけど、どうだった?

 生で観るのは初めてだったんですけど、ヒリヒリしました!48グループでこういう競い合いって最近はほとんどないじゃないですか。これが48だよなって思いました。

 2018年を最後に選抜総選挙が開催されなくなって、各グループが別会社になったこともあって、横断的なイベントはもはやこの歌唱力以外になくなってしまったから、観客と緊張感を共有するイベントがすっかりなくなってしまった。

 それを生で体験できたのが嬉しかったです。私、ファンだった時代からドキュメンタリーが好きだったんです。各グループにドキュメンタリー映画が作られて、それでファンになることもあるじゃないですか。どんな挫折があったのか。それを知ると、より深みが出るじゃないですか!

 コンペティションがないとメンバーも張り合いがなくなるからね。しかも、総選挙はファン投票だけど、歌唱力は自力だから。こういう経験をしておくと、将来何かの役に立つ。

 みんな上手でしたね!ユニット戦のNGT48の3人(清司麗菜、三村妃乃、新井りりの)は特に印象的でした(うっとり)。涙ちょちょぎれました。よく研究してましたね~。優勝も納得です♥

 予選も全部観たけど、その3人だけじゃなく、みんな格段に上手くなってるのよ。川平聖、後藤陽菜乃、石橋颯(HKT48)の3人とかね。本番までの数週間、死ぬ気で練習したのが透けて見えたよね。それが見えるのも、この歌唱力のいいところで。ドキュメンタリーは本番のちょっと後にCSで放送されるけど、ドキュメンタリーがない状態でも妄想はできるんだよね。

 そもそもなんですけど、初見のメンバーばかりでした。

 俺も取材したことない人が結構いる。

 そういうメンバーを知るためにもいい機会だなと思いました。

 10年前なら、48グループのコンサートでいろんなメンバーを知ることができたんだけど、最近は知る機会すらないからな。

 秋吉(優花=HKT48)ちゃんって、こんな歌上手いんだって思いました。ちゃんと聴いたことなかったから。

 秋吉ちゃんはソロ曲(『はかたおもい』)を自作してるし、最新シングルで選抜にも復帰したからね。ユニット戦に出てた最上奈那華(HKT48)もこういうイベントから逃げないのが偉いよ。これを機に覚えてもらえるといいね。

 観ていて思ったのは、曲選びがポイントになるということですね。高得点を狙いに行った人と、自分のやりたいことをやろうとした人に分かれたように感じました。

 たとえば、江籠(裕奈)ちゃんが『MajiでKoiする5秒前』を歌ったけど、高得点は狙えない曲じゃない?感動ポイントが入らない曲だから。でも、それでいいと思ったよ。峯吉愛梨沙がレベッカの『フレンズ』を選んだのもそうだし、去年の今村美月の『ブギートレイン’03』もそう。やりたいことをやるためにアイドルになったんだから、自由にやればいいの。それで高得点が取れれば言うことないけど、価値観が違うんだから誰が説得しても彼女たちの考えは変わらないと思う。

――記事の続きは発売中の「BUBKA5月号」で!

取材・文/犬飼華

犬飼華|48G、坂道シリーズ全般を取材するライター。元松井珠理奈の番記者。

ジョックロック|本誌SKE48担当編集。熊野寮の元住人。

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