尾碕真花、3度目の母親役で「気負わず演じることができたかな」“息子役”の素直な姿にキュン

尾碕真花にインタビューを行った
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スーパー戦隊シリーズ「騎士竜戦隊リュウソウジャー」(テレビ朝日系)のヒロイン・アスナ/リュウソウピンク役に抜てき後、ジャンルを問わず活動の場を広げ、2022年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(NHK総合ほか)では、主人公・義時(小栗旬)の異母妹・あきを演じて話題を集めた尾碕真花(おさき いちか)。放送中のドラマ「この素晴らしき世界」(毎週木曜夜10:00-10:54、フジテレビ系)には、木村佳乃演じる比嘉莉湖の娘で1児の母・亜美役で出演している。8月24日(木)放送の第6話では莉湖との関係にも大きな動きがありそうということで、このほど尾碕を直撃し、演じる亜美についてや撮影エピソードなどを聞いた。

――演じる亜美という役柄について教えてください。

尾碕真花:5歳の息子を育てている24歳の若いママです。幼い頃、母親が仕事で忙しかったこともあり、愛をもらっていないと思ったまま大人になってしまい、母親との間に少し確執がある役柄です。

――母親への当たりが少し冷たい印象がありますね。

尾碕真花:そうなんです。(母親に)頼っているのにもかかわらず強がるし、最初は客観的に見て亜美を生意気な子だなと思っていました。でも、根は真面目で真っすぐな強い女性でもあるんです。

――母親役の木村さんの印象をお聞かせください

尾碕真花:すごくおおらかで明るい方です。木村さんが現場にいらっしゃるだけで、明るくなって和むような印象があります。亜美として、木村さん演じる莉湖に強く当たることにとても罪悪感を覚えてしまうぐらい素敵な方です。

――息子役の須山結斗さんとも素敵な関係を築けているようですが、どんな風にコミュニケーションを取っていますか?

尾碕真花:私が結斗くんの話をひたすら聞いています! おしゃべりが大好きな子なので、いつもたくさんお話してくれて。最近はポケモンのゲームにハマっているみたいで、「このキャラクターは○○だよ〜」とか「伝説のポケモンは進化しないんだよ〜」などとポケモンネタをずっと教えてくれています。結斗くんの影響で「私もポケモンやってみようかな」と思ってしまいました。この前も公園で一緒に撮影をしていたのですが、私にセミの抜け殻を持って来てくれました(笑)。

――仲良しですね。母親役をするにあたり、役作りで何か意識はしたことはありますか?

尾碕真花:母親役は今回の作品で3回目だったこともあり、自分では気負わず演じることができたかなと思っています。意識した点は、結斗くんが私に対して人見知りを発動しないよう、カメラが回っていない時間も仲良くしようと心掛けました。すぐにどこかへ行っちゃうんですが、本番が始まる前に手を差し出すとつないでくれるんです。素直な姿がとてもかわいくてキュンとしました。

――824()放送の第6話では母親との関係性にも変化が?

尾碕真花:ようやく亜美の心が見えてくるような話になっていると思います。妙子さん(若村麻由美)とのやりとりを通じて、母親からの愛を知り感情が動くなど、少し亜美の喜怒哀楽が見えてきます。

――台本を読んでいて亜美への感情も変化しましたか?

尾碕真花:初めは母親に対する態度から「嫌な子なのかも?」と感じていたのですが、本を読むにつれて段々と愛情も湧いてきました。本心で強く当たってしまっていたわけではないのだなと。でも、亜美に対する第一印象は悪いかもしれないので、視聴者の方には6話を何度も見ていただきたいです!(笑)

――主演の若村さんとのエピソードがあればお聞かせください

尾碕真花:若村さんと2人で芝居をさせていただくシーンの撮影現場で、優しく引っ張ってくださいました。(現場では)亜美が感情的に泣いてしまうシーンを撮影していたのですが、撮影後に若村さんが「亜美の気持ちがすごく伝わってきて、私も自然とセリフが出てきちゃったよ」と声をかけてくださって、とてもうれしかったです。

――タイトルにちなんで、尾碕さんが「素晴らしき世界だな」と感じた経験はありますか?

尾碕真花:私がまだ上京していなかった頃なので、かなり前なのですが…。お仕事で東京に来ていて、駅の前を歩いていたんです。その時に、いきなりぶつかってきた人がいて。どうやら私以外にもわざとぶつかる方だったみたいで、私の前を歩いていた女性2人組にもぶつかったんです。そうしたら、その方々がぶつかってきた人に対して注意したんです。まさかの反撃に驚いたのか、ぶつかった人は逃げ去っていきました。その瞬間の女性2人がすごくカッコ良くて素晴らしいな、と思いました(笑)。

――最後に、プライベートのお話も。昨年からハマっているという「牡蠣」は現在進行形でハマっていますか?

尾碕真花:はい、今も大好きです!産地によって全然味も違うので、最近では食べた牡蠣の特徴などを自分でレポして、スマホにメモしています。

――それはすごい!「利き酒」ならぬ「利き牡蠣」ができそうですね。

尾碕真花:そうなんです! あまりにもハマってしまったので、「利き牡蠣」を特技にできたらいいなと思っています(笑)。

◆取材・文:Mio Suzuki/撮影:ブルータス・シーダ

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