天龍源一郎がレジェンドレスラーについて語る!ミスタープロレス交龍録 第46回「渕正信」

プロレスラーの渕正信
写真/平工幸雄

天龍源一郎は、その40年間の“腹いっぱいのプロレス人生”で様々な名レスラーと出会い、闘い、交流した。ジャイアント馬場とアントニオ猪木の2 人にピンフォールでの勝利を収めた唯一の日本人レスラーであり、ミスタープロレスとまで称された天龍。そんな天龍だからこそ語れるレジェンドレスラーたちとの濃厚エピソードを大公開しよう!

10月で全日本プロレスは旗揚げ50年。俺が相撲からプロレスに転向した時にいたメンバーで、今も全日本で現役としてやっているのは渕(正信)君だけになったよ。

当時、渕君、大仁田厚、ゴリちゃん(ハル薗田)の三羽烏と呼ばれる生え抜きの若手がいて、俺より若かったけど、俺は彼らが先輩だという意識はあった。

で、ゴリちゃんは別として、渕君と大仁田には「元幕内力士とはいえ、何で天龍が馬場、鶴田の次のポジションになるんだよ」っていう苛立たしさ、腹立たしさがあったと思うよ。すでに彼らは2年半のキャリアがあったから、下手クソな俺がそのポジションに入ることが納得いかなかったんだと思う。大仁田なんかは「何で天龍がポンと上に行くの?冗談じゃないよ、こんなの!」って公言していたからね。大仁田は表に向かって発散していたけど、渕君は内に秘めていたと思う。そういうのが感じ取れたよ。ゴリちゃんだけはなかったけどね(笑)。

全日本に入団してすぐにシリーズに合流して試合前にカブキさんの指導で練習を始めたけど、受け身の練習相手になってくれたのはゴリちゃん。渕君と大仁田は10回に1回ぐらいしかいなかったよ。それも馬場さんに「ほら、天龍の受け身の相手をちゃんとやってやれよ」って言われて、嫌々やっていた感じだったね。ゴリちゃんは三羽烏の中で一番後輩だったから、仕方ないと思って割り切ってやっていたんだろうけど。

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