SKE48 Team KII「時間がない」MV撮影ドキュメント

「BUBKA1月号」に登場するSKE48 チームKII
撮影／成田智広

5月末に新公演を開始したチームSに続き、チームKIIも新公演を行うことが発表された。初日は12月11日、タイトルは『時間がない』公演。その名の通り刻一刻とタイムリミットが迫る中、表題曲MV撮影やレッスンに密着し、少女たちが懸命にもがく姿を追った。

胎動する新公演

10月下旬の某日、いよいよチームKIIが新公演に向けて始動した。いわゆるレッスンに先駆けて始まったのが、表題曲『時間がない』のMV撮影。Night Tempoプロデュースによる楽曲だ。

音源に耳を傾けると、おそろしいほどに洗練されている。すでにMVは公開されているのでファンも驚いたのではないか。学校が舞台の恋愛ソングではない。イントロさえない。その世界観に合う衣装は黒であり、シチュエーションは都会的だ。

この新公演の開催が発表されたのは、9月25日。その翌日からNight Tempoによるディレクション(メンバーへの歌唱指導など)は始まっている。スタッフは何か月も前から動いていた。

撮影は都内で始まった。洋館風のスタジオで江籠裕奈、入内嶋涼、川嶋美晴、西井美桜、藤本冬香、中野愛理、水野愛理、鈴木愛菜がそれぞれのイメージショット、リップシーンを撮っていく。

次のスタジオには江籠、伊藤実希、青木詩織、北野瑠華、岡本彩夏が入り、同じように撮影は進む。

そして、次は全体のダンスシーン。別のスタジオに移動。振付のCRE8BOYが細かな指導をすると、しっかりと形になっていく。どんな曲でもKIIが踊るとKIIになる。センターは江籠だ。

すっかり日が落ちてから東京スカイツリーへと移動。最後のシーンは暗闇に遠く光るネオンをバックにソロで踊る。青木莉樺、荒井優希、太田彩夏、日高優月の4人だ。東京の夜景は曲のイメージにぴたりと重なる。

日高が踊り終えたのは24時50分。漆黒の闇がKⅡを包んでいた。

とにもかくにも、KⅡの16人は新公演へと動き始めた。もう待ったなしだ。

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取材・文／犬飼華

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