プロ野球・俺たちが忘れられない助っ人外国人たち…伊賀大介×中溝康隆が語る

伊賀大介 実際に王さんとの接点がなかったのかも考えますよね。当時は巨人と日本ハムが同じ後楽園球場戦をホームにしてたので、デーゲームの入れ替えの時に王さんと接触したんじゃないかとか(笑)。

中溝康隆 ただ、当時のロッテの助っ人って、そもそもの報道が少なくて掘っても掘っても新たな情報が出てこないこともあるんですよ。リーで1番多く出てきたのは趣味はラジコン(ヘリ)。それでも80年代の助っ人はまだ情報量が多い方で、それが90年代の後半になると、どんどん情報が薄まってきて……。

伊賀大介 多分、助っ人に対する意識も変わってきたと思うんですよ。憧れや幻想を抱いた時代から、フィルダー(阪神/1989)のように日本でプレーした後、メジャーに戻ってもバリバリじゃんって時代を経て、野茂がメジャーで成功して……。

中溝康隆 メジャーが身近になったというか、認識が変わってきた。

伊賀大介 それこそバーフィールド(巨人/1993)なんて日米野球にヤンキースで来てるんですよねー。

中溝康隆 バーフィールドはファミスタ(※バンダイナムコエンターテインメントが販売している野球ゲームシリーズ)87のメジャーリーガーズでホームランを52本打ってるんですよ。

伊賀大介 『ばふい』!!!。

中溝康隆 そう『ばふい』。それで大人になってから改めて調べてみると巨人でプレーしてた時はどうやら手術した手首がまだ完調じゃなかったみたいなんです。西武の秋山が週べでバーフィールドについて聞かれて「彼はまだ手首が治ってないんじゃないですか」ってコメントしていて……。言われてみると若干、リハビリ感がありましたよね。まだ日本球界が若干ナメられてたんじゃないかという……。

伊賀大介 WWEをクビになったやつが最後に日本に顔見せに来る感じ。ビッグボスマン(※WWEで活躍後、日本ではビッグ・ブーバーなどのリングネームで全日本プロレスなどで活躍)とかね。

中溝康隆 まさに(笑)。でもバーフィールド、モスビー(巨人/1992-93)、グラッデン(巨人/1994)。長嶋巨人の初期の頃の助っ人ってプレーしたのは1、2年でも、まだ地上波テレビで毎晩放送してたからか、やたらと知名度が高いんですよ。

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