音楽プロデューサーNight Tempoが語る必聴アイドルソング【BUBKAアワード】

「BUBKA2月号」BUBKAアワード、Night Tempo氏

今年もやってきました、BUBKAアワード! 編集部の独断と偏見で、2022年に活躍した著名人にインタビューを行うこの企画。音楽プロデューサー/DJとして活躍中のNight Tempo氏が、必聴アイドルソング5選を語る。

まずは曲より“声”

1曲目はSKE48チームKⅡ『ハートブレイカーズ』。僕はもともとアイドルプロデュースがしたかったので、ちょうどいいタイミングでこのお話をいただきました。『ハートブレイカーズ』はダンスというより歌唱の曲で、ミディアムテンポで、みなさんがキラキラ見えるようなものを目指しました。僕は今回の公演(12月11日から始まった約11年ぶりとなるチームKⅡオリジナル公演「時間がない」)で4曲提供しているんですけど、それは48系とか日本のアイドルソングとは全然違うもので。今回はメンバーのみなさんが持っているものを少しでも引き出すことができるように、一人ひとりの声がわかるような表現の仕方を考えました。『ハートブレイカーズ』の作詞は土岐麻子さんで、すごく素敵な歌詞をつけてくださって、乙女の心と感情を表現できたと思います。タイトルも土岐さんからいただきました。音楽を聴くのが好きな方にも楽しんでもらえる、音楽的なアイドル曲になったかと思います。

日本のアイドル業界は安売りが続いてしまって物販中心になっているので、あんまりイメージがよくないのが現状ですよね。音楽好きなファンはアイドルから離れていって、日本のアイドル曲と言ったら最初から無視されることも多くなっていると思います。アイドル専門以外の音楽メディアでは扱われないし、音楽配信サイトでもあまりピックアップされない。そういう現状を少しずつ変えていきたいと思っていて、今回は自分のやりたい方向で、自分が見たいアイドルを試してみたという感じです。グループのアイドルとしては初めての仕事だったんですけど、今後も色んなアイドルプロデュースをやっていって、みなさん一人ひとりの魅力を引き出す形にできたらなと思うし、年齢層が上の男性だけでなく、少しでも同世代の女の子たちにも共感されたり、支持されたりできたらいいなと思います。

――記事の続きは発売中の「BUBKA2月号」で

取材・文/南波一海

Night Tempo=ナイト テンポ|韓国出身のプロデューサー/ DJ。80 年代のジャパニーズ・シティ・ポップ、ディスコ・チューンを再構築したフューチャー・ファンクで人気を集める。今年2月には著書『Japanese City Pop 100, selected by Night Tempo』(303 BOOKS)を発売。

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