【BUBKA2月号】RHYMESTER宇多丸のマブ論

「期待通り期待以上」と言えばこちらも輪をかけて凄い。なんたって、加納エミリをあのIkkubaruがプロデュース……ってそんなの、死ぬほどカッコいいに決まってるじゃないか！　80’sポップの言わば「陽性なセンチメンタリズム」を濃縮還元してみせたかのような『steppin’』も間違いなく年間ベスト上位入り級の超良曲なのですが、そのカップリング、Ikkubaru『AMUSEMENT PARK EXPANDED EDITION』収録の加納エミリによる『City Hunter (85’s Remix) 』（オリジナルからしてそもそも相当な名曲なのです）を、さらに加納エミリ自身の歌唱による日本語バージョンにした『City Hunter Emiri ver.』の、まさしく抵抗不能、失禁もの！のクールさと来たら……アジア発都市型グルーヴ・ミュージックの、これは一つの頂点と言っても過言ではないのでは。

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