【プロ野球】気鋭の中日ファン“赤味噌”が立浪ドラゴンズを語りに語る!「中日が久しぶりに強いところを見たいんです」

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「亡命ロドリゲス」「お米禁止令」「10敗カルテット」……、不振に喘ぎつつも、何かと話題になってしまう今年の中日ドラゴンズ。ドラゴンズファンとしてSNSでの投稿が話題の「赤味噌」氏に、そんな2023年の中日を振り返ってもらいました。

2023年の中日ドラゴンズは歴史的なペースで負けを重ねている。そして、さまざまな事件や話題に事欠かないシーズンを送ってきた。ここ数年でも圧倒的に厳しいチーム状況なのは間違いないが、その中でもここまでかと言うぐらいに濃く、そして嘆かわしい事件が頻繁に起こっているのだ。なぜこれほどまでにチームの実力や結果はもちろん、様々な角度から悪目立ちしてしまうような年になってしまったのか……。早速だが2023年にドラゴンズに起こった印象的な記録を振り返っていこう。(記録は9月時点)

キューバ亡命の衝撃

まずはシーズン開幕直前。オープン戦を勝ち越して、WBCも終わりキューバ代表に合流していた選手の来日を待っていよいよ開幕だと、ファンの誰もがそう信じて疑わなかった。しかし、ジャリエル・ロドリゲス投手が亡命。昨シーズン絶対的セットアッパーとして活躍した選手の突然の失踪にはショックが隠せなかった。

それでも開幕戦を逆転勝利で乗り切り、シーズンは白星発進。幸先の良いスタートになるかと思われた。ただ、そこから待っていたのは地獄のような借金の日々だった。開幕23試合で8度の完封負けととんでもないペースで完封を喫し、その間ホームランは4本しか生まれず。開幕からの連続本塁打なし6試合がまず球団21世紀ワーストを更新する記録だった。

4月は大野雄大投手が長期離脱、新外国人野手勢も不調に苦しみ、更にバントを多用するもことごとく失敗し、成功しても得点に繋がらないなど采配もチーム状況も苦しかった。何とか巻き返すしかないと思っていた5月も低空飛行。本塁打の本数は増加し、細川成也選手や福永裕基選手などの新顔の活躍には心躍ったが、肝心の勝敗では負けを重ねるばかりだった。

結局そのまま前半戦が過ぎていき、前半戦はリーグ最下位フィニッシュ。もう既にチーム状況としては厳しい状態になっていたため、立浪監督の後半戦のコメントは「来季に繋がる野球」というものだった。どれだけ来季に繋げられるか、そう注目して迎えた後半戦だったが、待ち構えていたのは前半戦以上に酷い惨状だった。

後半戦の勝敗はここまで15勝29敗勝率.341。チーム得点数を見ても驚くべき数字が並んでいる。1位阪神が212得点、2位巨人は193得点、3位ヤクルトが189得点と続き、4位のDeNAは183得点、5位の広島が169得点なのだが、中日だけ101得点しか記録できていない。前代未聞のペースである。

そして後半戦ではさらに痛ましい事件の数々が起こった。まずはノーヒットノーラン未遂事件。柳裕也投手が9回まで無安打無失点という記録的な投球を見せたが、援護が0点だったため、ノーヒットノーランどころか、彼に勝ちがつかなかったのだ。更に球団62年ぶりに18試合連続3得点以下を記録してしまった。また、ビジター14連敗という球団記録も樹立。特に開幕からデーゲームのビジター試合では9月になるまで1勝も挙げられなかった。これに加えてチームは最大8連敗、21世紀の球団ワースト借金記録を更新。ホームでも7年ぶりにすでに負け越しが決定している状況だ。

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赤味噌=あかみそ|X(旧Twitter)での投稿が人気を呼び、現在ではフォロワー10万人を越える気鋭のドラゴンズファン。Number Webや元千葉ロッテマリーンズ里崎のYouTubeチャンネルでも取り上げられるなど、中日ドラゴンズのみならず多くの野球ファンからの注目を集めている。

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